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保存不可能な歯を抜歯してインプラントで治療した症例

保存不可能な歯を抜歯してインプラントで治療した症例

▼保存不可能な歯を抜歯し、インプラントで咬み合わせを回復した症例をご紹介します。

初診時の状況 2014年9月30日

初診時の口腔内

【レントゲン画像(初診時)2014年9月30日】

レントゲン画像(初診時)

こちらの患者さまは、痛みはありませんが、右下奥歯の揺れが気になるとのことでご来院されました。当該歯の右下顎5番と右下顎6番の近心根(手前側の歯根)は保存不可能と診断。歯周組織検査の結果、歯周ポケットは全顎的に4~11mm程度の中等度の歯周炎、口腔内清掃状況は不良でした。既往歴および全身所見に特記事項ありません。

各種検査の実施・当該歯の抜歯

適切なインプラントの治療計画を立案するため、事前に各種検査(デンタルエックス線写真、パノラマエックス線写真、CT撮影、歯周病検査、唾液検査)を実施します。その後、初期治療を行い、右下顎5番と右下顎6番の近心根(手前側の歯根)を抜歯しました。

【口腔内写真(術前)2015年3月7日】

口腔内写真(術前)

【レントゲン画像(術前)2015年3月7日】

レントゲン画像(術前)

治療計画の立案

初期治療終了後に、保存不可能な右下顎5番と右下顎6番の近心根(手前側の歯根)を抜歯。欠損部の治療としてブリッジとインプラント補綴治療の利点、欠点、治療期間、費用、手術方法、合併症などを十分に説明したところ、患者さまはインプラントを用いた補綴治療を希望されました。

診断用ワックスアップを基に、SMOPガイドシステムで作製したサージカルガイドを用いて、インプラント体(右下顎5番:半径3.8m×11mm カムログインプラント アルタデント社)の埋入を計画しました。術前検査として全身の基礎検査を行いましたが、インプラント治療の障害となる疾患はありませんでした。最終補綴物は清掃性を考慮し、スクリューリテインタイプを選択しました。

※サージカルガイド:インプラントの埋入場所・埋入角度・最終到達ポイント等が反映されたマウスピース型の装置。手術中の人為的ミスを防止し、インプラントを計画通りの位置に埋入することができます。

【CT画像(術前)2016年7月15日 サージカルガイド試適時】

CT画像(術前)

作成したサージカルガイドの試適し、CTでの精密検査を実施しました。

【インプラント埋入前 サージカルガイド試適時】

インプラント埋入前 サージカルガイド試適時

サージカルガイドを実際にお口に装着し、インプラント埋入前の最終チェックをします。

インプラント手術の実施

インプラント手術の実施

2016年8月にインプラント手術を実施。右下顎5番に浸潤麻酔を行った後、サージカルガイド(SMOP)を用いて、歯茎を切らないフラップレス術式にてインプラント体(半径3.8mm×11mm カムログインプラント アルタデント社)を通法に従い埋入し、ヒーリングキャップを締結しました。

CT画像(術後)2016年8月3日】

CT画像(術後)

2016年12月、インプラントと顎骨が結合するための待機期間が終了後、仮歯を用いて咬み合わせなど問題がないかを確認、2017年1月、最終的なかぶせ物(ジルコニアスクリューリテインタイプ)を装着して治療完了です。

インプラント手術後のメインテナンス・経過観察の様子

インプラント手術後は、メインテナンスを3ヵ月に一度行い、咬合や清掃状態を確認。インプラントやお口の健康維持に取り組んでいます。

【経過観察2018年3月3日】

経過観察

【経過観察2019年2月11日】

経過観察

現在まで、3ヵ月に一度のメインテナンスを継続いただいております。

考察

SMOPのサージカルガイドを使用することにより、正確でリスクを抑えたインプラント手術が行えました。また、下顎中間欠損症例に対するインプラント症例は、ブリッジに比べて天然歯を切削することなく、残存歯保護という点でも有効な治療法だ思われます。今後も安定した機能維持のため、定期的なメインテナンスにて咬合を含めた観察を行う必要があると考えています。

年齢・性別 50代 女性
治療期間 約2年4ヵ月
治療回数 10回
治療費 右下5番インプラント埋入 1,303,560円(税込)※8%税
リスクなど ・過度な咬合力により、上部構造が破損・脱離する可能性があります。
・日々のお手入れ、定期メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎のリスクが高まります。

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