【確認】ルートセパレーションにて清掃性を改善し歯を保存した症例
ルートセパレーションにて清掃性を改善し歯を保存した症例
▼ルートセパレーションによって歯根を分割し、歯根分岐部の清掃性を高めることで症状を改善、歯を保存した症例です。
初診時の口腔内
右下6番のCT画像を精査した結果、清掃性を改善すれば十分に歯の保存が見込めると判断しました。ルートセパレーションによって歯を分割し、かぶせ物を装着して歯の形態を修復する計画を立てました。
【ルートセパレーション】
歯根の分岐部分で歯を2分割し、歯根部分の歯石除去やブラッシングをしやすくすることによって根分岐部病変を改善する治療法。
根管治療の実施
根管治療後のレントゲン写真です。歯根の先端までしっかりと充填されていることが確認できます。
ルートセパレーションの実施・仮歯の装着
土台にファイバーポストを装着した後、ルートセパレーション(歯根分割)を実施。その後、仮歯を装着して経過を観察しました。
治療完了
経過観察では特に問題も見られず症状も改善したため、最終的なかぶせ物を装着して治療が完了しました。治療完了後も定期検診・クリーニング等でご来院いただいており、現在も経過は良好です。
年齢・性別 | 70代 女性 |
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治療期間 | 3ヵ月 |
治療回数 | 12回 |
治療費 | 299,200円(税込) |
リスクなど | ・過剰な咬合圧負担によって破折するリスクがある |